アルコール依存症ってどんな病気?

ひとことで言うなら、『いったん酒を口にすると、自分で飲酒をコントロールできなくなる病気』です。

こんな誤解をしていませんか?

誤解 意志が弱いからお酒がやめられないんでしょ?

「意志」や「人格」の問題ではありません。病気だからやめられないのです。
依存症は、飲酒をコントロールできなくなる「病気」です。お酒が切れると発汗、不眠、イライラなどの離脱症状が出て、つらいから飲まずにいられないのです。

誤解 仕事だってできるし、朝から飲むわけじゃないからアル中なんかじゃない

アルコール依存症は進行性の病気です。すべての依存症の人が朝から飲んでいるわけではありません。
病気の進行につれて、早く飲みたくて夕方からソワソワするようになり、休日は朝から飲み、やがて仕事にも穴をあけるようになっていったりします。

誤解 特別な人の病気でしょ?

性別、職業、性格、意志などに関係なく、飲酒する人であれば誰でもなる可能性のある病気です。

誤解 また「ふつうの酒のみ」に戻れる?

この病気になると上手にお酒を飲めない「体質」になってしまうのです。現在の医療では、もう一度「うまく飲める」体に戻す方法はありません。

誤解 酒ぐらいひとりでやめられる!

いままでお酒をやめたいと思っていても、なかなかできなかったのではありませんか?
お酒をやめていくには、専門医や自助グループの力を借りることが必要です。

 ある日を境にして急にアルコール依存症になるわけではありません。長年、飲酒をくりかえすことによって、本人だけでなく家族の人をもまきこんでいく進行性の病気です。
 そして、さらに飲み続ければ、さまざまな病気をひき起こし、最後には死に至ります。
しかし、断酒して専門の治療を受けることで心身共に回復していくことができます。